中間種:スタンダードブレッド(Standardbred)

スタンダードブレッドとは

中間種:スタンダードブレッド

スタンダードブレッド(Standardbred)は、温血種・中間種に分類される馬の品種の1つで、別名「アメリカントロッター」とも言われる。
主な用途は競馬と乗馬であり、競走馬としての需要はサラブレッドに次ぐ規模にある。全速力ではサラブレッドに敵わないため平地競走に使われることは稀であるが、速歩が得意なため主に繋駕速歩競走に使用されている。

身体的な特徴は体高が160cm付近、体重は450kg程度が標準的。サラブレッドより丈夫で、少しがっしりとした体格をもち、体が長く足が短い。性質もサラブレッドよりは温厚で扱いやすいとされる。毛色は鹿毛と青鹿毛が多いがそれ以外も見られる。
品種を特徴付けているのは速歩が得意なことで、これはこの品種の改良目的でもあった。
同じスタンダードブレッドでも、競走馬としては走法の違いによってトロッター(Trotter、斜対歩)とペーサー(Pacer、側対歩)に分けられており、レースでも区別されている。一般にペーサーの方が早く、1マイル(約1600m)において1分50秒を切るタイムが計測されたことがある。

スタンダードブレッドの成立は19世紀まで遡る。同じく北米で成立したクォーターホース等と同じくアメリカ開拓期にヨーロッパから連れてきたサラブレッドに、アラブやカナディアンペーサーやノーフォークトロッター、モルガン等を交配し改良を重ね作られた。
スタンダードブレッドという言葉が初めて使われたのは1879年。この品種として認められるためには1マイル(約1600m)において2分30秒という基準(スタンダード)に達しなければならなかったためというのが語源である。
1939年以後トロッティングホース協会によって血統が管理されている。

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