日本在来種:木曽馬(きそうま)

木曽馬とは

日本在来種:木曽馬

木曽馬(きそうま)は、長野県木曽地域(木曽郡)を中心に飼育されている日本在来種の馬である。
岐阜県飛騨地方でも飼育されている。
中型馬であり平均体高は雌で133cm、雄で136cm。体重350~420kg。短足胴長であり、体幅が広い。
性格はおとなしいと言われているが、気性の激しい馬も多い。山間部で飼育されていた為、足腰が強く、頑強である。

平安時代~江戸時代、武士の馬として使用された。
一時絶滅寸前であったが、木曽馬保存会が中心に活動が行なわれた結果、飼育数は増加した。しかし以前のような乗用、農耕を目的とした需要はなく、現在は200頭以下という。

起源ははっきりしていないが、元々は蒙古の大陸系の馬である。一説では紀元前1世紀の漢で改良された「蒙古草原馬」が2~3世紀、朝鮮半島経由で渡来したという。
この馬が木曽地域という山岳地帯で飼育された影響で、木曽馬となったとされる。

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