中間種:フリージアン(Friesian)

フリージアンとは

中間種:フリージアン

フリージアン(Friesian)は、ヨーロッパの原始的な森林馬の子孫で、オランダ北部のフリースラント原産の馬である。
在来の重種にアンダルシアンやアラブ、バルブなどを交配して改良された。フリージアンは馬車を曳かせても、乗用馬や農耕馬として優れていたため、他の品種との改良に多用された。
体高は150cm以上で、体型はコンパクトで力強く厚みがあり、肢が短いがパワフル。頭部に比べ小さい耳を持ち、たてがみと尾は豊かで、毛色は青毛しか認められていない。

第一次大戦の直前にはほとんど消滅しかかったが、その後復活した。
中世の時代には貴族に乗用馬としてよく用いられていた。さらにその独特の風貌から葬送の儀式で馬車をひく馬として使われていた。
現在では乗用、輓用、またサーカスの曲馬としてもよく用いられている。

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